トリブルカラム法
心理学における「トリプルカラム法」とは?
トリプルカラム法は、認知療法で使用される思考記録法の一つであり、ネガティブな思考を客観的に分析し、より建設的な思考へと修正することを目的とした手法です。
トリプルカラム法は、以下の3つの欄から構成されています。
状況: 自分がネガティブな感情を抱いた状況を具体的に書き出します。
思考: その状況で自分が抱いたネガティブな思考を書き出します。
反論: 自分の思考に対して、客観的な視点から反論や疑問を書き出します。
トリプルカラム法の具体的な手順は以下の通りです。
1. ネガティブな感情を抱いた状況を具体的に書き出す。
2. その状況で自分が抱いたネガティブな思考を書き出す。
3. 自分の思考に対して、客観的な視点から反論や疑問を書き出す。
4. 反論や疑問を参考に、より建設的な思考へと修正する。
トリプルカラム法の例
状況: テストで点数が悪かった。
思考: もうダメだ。自分は何もできない。
反論: テストで点数が悪かったからといって、自分が何もできないわけではない。たまたま今回はうまくいかなかっただけかもしれない。次のテストではもっと勉強して、良い点を取ろう。
修正された思考: 今回はうまくいかなかったけど、次はもっと勉強して良い点を取ろう。
トリプルカラム法の効果
トリプルカラム法には、以下のような効果があります。
ネガティブな思考を客観的に分析できるようになる。
より建設的な思考へと修正できるようになる。
認知の歪みを認識できるようになる。
ストレスを軽減できるようになる。
うつ病や不安障害などの症状を改善できるようになる。
トリプルカラム法は、紙とペンさえあれば誰でも簡単に実践できる方法です。ネガティブな思考に悩んでいる方は、ぜひトリプルカラム法を試してみてください。
参考URL
【認知療法】トリプルカラム法とは?書き方・効果・コツをわかりやすく解説: https://www.cbtjp.net/downloads/skillup/