心理学用語

モラル信任効果とは、自らが行っている活動の社会的意義・価値を免罪符として、倫理に反する行為をしても許されるものと考えることをいう。平たくいえば、日ごろ、立派な活動をしているのだから、少しくらい悪さをしても許されるだろう、という考えのことをいう。

モラル信任効果は、様々な場面でみられる。例えば、ボランティア活動を行っている人は、自分の活動が社会的に意義があることを信じているため、少しくらい自分の利益のために行動をしても許されるだろうと考えてしまうことがある。また、仕事で優秀な成績を収めている人は、自分の能力が認められているため、少しくらいルールを破っても許されるだろうと考えてしまうことがある。

モラル信任効果は、人間の認知バイアスの一つである「自己正当化バイアス」に基づいていると考えられている。自己正当化バイアスとは、自分の行動を合理化するために、都合のよい理由を探す心理的傾向である。モラル信任効果の場合、自分の行動が社会的に意義があることを信じることで、自分の行動を正当化しようとしている。

モラル信任効果は、人間の行動に大きな影響を与える可能性がある。例えば、モラル信任効果に陥った人は、自分の利益のために倫理に反する行為をしてしまうことがある。また、モラル信任効果に陥った人は、自分の権力を乱用してしまうこともある。

モラル信任効果を防ぐためには、自分の行動を客観的に見つめることが重要である。自分の行動が社会的に意義があることを信じていても、それが本当に正しいかどうかを冷静に判断する必要がある。また、自分の権力に過信しないようにすることも重要である。権力は責任を伴うものであり、権力を乱用してはならないことを忘れてはならない。

モラル信任効果は、人間の行動に大きな影響を与える可能性がある。モラル信任効果を防ぐためには、自分の行動を客観的に見つめ、自分の権力に過信しないようにすることが重要である。

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