心理学用語

デコイ効果(decoy effect)とは、選択肢の中から、選択してほしい商品やサービスより見劣りする商品やサービスを、あえて提供することで、迷いが消え、意図した商品やサービスの選択率を高めることができるという効果です。

デコイ効果は、1995年にアメリカの心理学者ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルシーが提唱したものです。彼らは、ある商品を買うかどうかを決めるとき、人は必ずしも価格や品質などの客観的な情報だけに基づいて判断するのではなく、自分の心理的状態や周囲の環境の影響も受けることを発見しました。

デコイ効果は、この心理的状態を利用したマーケティング手法です。例えば、ある商品を買うかどうかを決めるとき、人は「この商品を買わなくても、他の商品で代用できる」と考えてしまうことがあります。この場合、デコイ効果を利用することで、意図した商品の選択率を高めることができます。

例えば、あるスーパーで、Aという商品を買うかどうかを決めるとき、人は「この商品を買わなくても、Bという商品で代用できる」と考えてしまうことがあります。この場合、スーパーは、A商品の隣にB商品を置くことで、デコイ効果を利用することができます。B商品は、A商品より安価で、品質も劣りますが、A商品の選択率を高めることができます。

デコイ効果は、マーケティングにおいて効果的な手法です。しかし、デコイ効果を利用することで、消費者を誤解させてしまう可能性があることには注意が必要です。デコイ効果を利用する場合、消費者に誤解を与えないように、注意して行う必要があります。

デコイ効果は、私たちの意思決定に大きな影響を与える可能性があるという点から、注目されている心理的現象です。今後も、デコイ効果に関する研究が進み、私たちの意思決定をより効果的にコントロールできるようになると期待されています。

参考URL:


Copyright(C) 2012 心理学用語で深掘り!心の不思議 All Rights Reserved.