心理学用語

選好逆転の法則とは、人間が意思決定を行う際に、選択肢の順序や提示方法によって、好みが逆転する現象です。この現象は、1979年にアメリカの心理学者エインズリーによって提唱されました。

エインズリーの実験では、被験者に「Aという商品を100ドルで買う」か「Bという商品を120ドルで買う」かの選択をさせました。すると、ほとんどの被験者はAを選びました。しかし、次に被験者に「Aという商品を100ドルで買うか、Cという商品を110ドルで買うか」の選択をさせました。すると、ほとんどの被験者はCを選びました。これは、Cという商品はAよりも10ドル高いですが、Bよりも20ドル安いため、Aよりもお得に見えるからです。

この実験からわかるように、人間の意思決定は、選択肢の順序や提示方法によって大きく影響されます。そのため、消費者心理を理解した上で、商品を販売する際には、これらの要素に配慮することが重要です。

選好逆転の法則は、マーケティングや広告においても重要な概念です。例えば、商品の価格を下げるよりも、同じ価格でも、よりお得に見える価格で販売することで、売上を向上させることができます。また、商品の特徴を訴求するよりも、商品のメリットを強調することで、消費者の購買意欲を高めることができます。

選好逆転の法則は、人間の意思決定の複雑さを示しています。この法則を理解することで、消費者心理を把握し、効果的なマーケティングや広告を行うことができます。

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