心理学用語

リボーの逆行律とは、記憶の減退が新しい記憶から始まり、徐々に過去の記憶へと進行する法則です。1903年にフランスの心理学者シャルル・リボーによって提唱されました。

リボーは、記憶は脳の神経細胞のネットワークによって形成されていると考えました。新しい記憶を形成すると、神経細胞のネットワークが強化されます。しかし、記憶を使わないと、神経細胞のネットワークは弱くなり、記憶は消えてしまいます。

リボーの逆行律によると、記憶の減退は新しい記憶から始まります。なぜなら、新しい記憶は神経細胞のネットワークが最も弱いからです。徐々に、古い記憶へと忘却が進みます。

リボーの逆行律は、アルツハイマー病や認知症などの記憶障害の研究にも応用されています。これらの病気は、神経細胞の退行が原因で記憶が減退します。リボーの逆行律によると、これらの病気では、新しい記憶が最も早く消えていくと考えられます。

リボーの逆行律を防ぐためには、新しい記憶を積極的に使って、神経細胞のネットワークを強化することが大切です。学習や読書、スポーツなど、脳を活性化させる活動を定期的に行うようにしましょう。また、ストレスを溜めないようにすることも重要です。ストレスは、神経細胞のダメージを引き起こし、記憶の減退を促進します。

リボーの逆行律は、記憶を維持するために知っておきたい法則です。この法則を理解することで、記憶障害の予防や改善に役立てることができます。

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