心理学用語

履歴効果とは、経済学において、経済の状態が大きく変動した後、元の状態に戻ったとしても、必ずしもすべてが元どおりにはならないことを意味します。これは、経済活動において、過去の経験や記憶が現在の行動に影響を与えるためです。

たとえば、リーマンショックなどの経済危機が発生すると、企業や個人は投資や消費を控えるようになります。このため、経済活動は大きく縮小します。しかし、危機が過ぎ去ったとしても、企業や個人はすぐに投資や消費を再開するわけではありません。なぜなら、彼らは過去の経験から、経済危機が再び発生する可能性を恐れているからです。そのため、経済活動はしばらくの間、低迷を続けることになります。

履歴効果は、経済政策にも影響を与えます。たとえば、政府が財政出動や金融緩和を行ったとしても、すぐに経済が回復するとは限りません。なぜなら、履歴効果により、企業や個人は政府の政策を信用せず、投資や消費を控える可能性があるからです。そのため、政府は経済政策を長期にわたって継続する必要があります。

履歴効果は、経済活動に大きな影響を与える可能性があるため、経済学者や政策立案者にとって重要な概念の一つです。

参考URL:


Copyright(C) 2012 心理学用語で深掘り!心の不思議 All Rights Reserved.